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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻11号

1994年10月発行

文献概要

特集 高齢患者の眼科手術 高齢患者の眼科手術 4 白内障

無水晶体眼への眼内レンズ二次挿入—前房レンズ挿入か後房レンズの毛様溝縫着か

著者: 清水公也1 浦田謙二2

所属機関: 1武蔵野赤十字病院眼科 2くまもと眼科

ページ範囲:P.140 - P.142

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●IOL二次挿入におけるACLおよびPCL毛様溝縫着の選択基準について紹介する。
●ACLは隅角四点支持のセミフレキシブルタイプの1ピースPMMAレンズを,PCL縫着には1ピースPMMAレンズを10-0プロリンを用いて結紮固定する。
●術後視力はACLおよび摘出交換例を除くPCL縫着群とも,術前に比較し同等以上であった。なおPCL縫着群では術後合併症がやや高頻度に認められた。
●ACLは70歳以上・術前眼底15mmHg以下・角膜内皮細胞密度が1,500個/mm2以上であれば適応。PCL縫着は手術侵襲が大きいことを念頭において臨むべきである。破嚢例に一次的縫着を積極的に行う必要はなく,60歳未満ではコンタクトレンズの選択も考えてもよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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