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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻12号

1994年11月発行

文献概要

臨床報告

角膜混濁を合併したクルーゾン病の1例

著者: 名和良晃1 桜井寿也2 原徳子2 西信元嗣2

所属機関: 1大淀病院眼科 2奈良県立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1831 - P.1833

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 角膜混濁を合併したクルーゾン病の1例を経験した。患児は38週で自然出産した男児で,両眼の先天性中央部角膜混濁を合併していた。片眼に角膜移植を行い,摘出された角膜の病理組織学的検索で,実質表層の瘢痕が認められた。この部分はアルシャンブルーに陽性に染色されたことにより,胎生期のある時期に兎眼によって角膜が羊水中に慢性的にさらされたために生じた病変である可能性が示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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