icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻12号

1994年11月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

アカントアメーバ角膜炎の3症例4眼

著者: 若林貴和1 高田美貴子1 宮田和典2 水流忠彦3 新家真1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院 2東京大学医学部眼科学教室 3東京大学医学部附属病院角膜移植部

ページ範囲:P.1855 - P.1859

文献購入ページに移動
 両眼発症例1例を含むアカントアメーバ角膜炎の3症例4眼を報告する。2症例は角膜擦過物,1症例はソフトコンタクトレンズとその保存液の大腸菌無栄養培地からアカントアメーバが分離されたことからアカントアメーバ角膜炎と診断した。片眼発症例で両眼のソフトコンタクトレンズからアカントアメーバが検出された症例が1例あった。アカントアメーバ角膜炎の報告は片眼発症例が多いが,コンタクトレンズ使用者の場合,両眼にコンタクトレンズを使用することが多い。アカントアメーバ角膜炎を片眼に認めた場合は他眼の検索を十分に行い,両眼発症を防ぐことが重要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら