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臨床報告
文献概要
内因性真菌性眼内炎10例16眼に対し硝子体手術を行った。7例に外科手術(喉頭部2例,腹部5例)の既往があり,全例に経中心静脈高カロリー輸液療法が留置されていた。治療の第1選択として,フルコナゾール,ミコナゾールまたはアンホテリシンBの抗真菌剤を使用したが,抗真菌剤に反応が悪いか,高度な硝子体混濁が生じた場合に硝子体手術を行った。術後視力は,2段階以上の改善が16眼中13眼(81%)に得られた。全例に眼内炎の再発を認めていない。硝子体手術は本症に対して有用な治療法であることが確認された。
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