icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻13号

1994年12月発行

文献概要

臨床報告

網膜色素線条症の赤外螢光眼底造影像

著者: 鈴木水音1 酒井達朗1 安田秀彦1 戸張幾生1

所属機関: 1東邦大学医学部第2眼科学教室

ページ範囲:P.1985 - P.1988

文献購入ページに移動
 網膜色素線条症2例4眼に対し赤外螢光眼底造影を行い,その造影像について検討した。フルオレセイン螢光眼底造影では,造影早期から色素線条の一部分が過螢光となり,造影後期まで持続した。赤外螢光眼底造影では,ほぼ色素線条に一致した部位が低螢光となり,その範囲は明確に同定できた。黄斑合併症を伴う症例では,脈絡膜新生血管を同定することができ,治療上有効であった。赤外螢光眼底造影法は,網膜色素線条症に対して有効な検査方法であると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?