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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻2号

1994年02月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

インターフェロン投与患者にみられた網膜血管障害

著者: 今泉寛子1 竹田宗泰1 奥芝詩子1 阿部法夫1 田宮宗久2 中平洋政2 宮部靖子3

所属機関: 1市立札幌病院眼科 2勤医協札幌病院眼科 3斗南病院眼科

ページ範囲:P.171 - P.175

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 インターフェロン投与患者45例に眼底検査を行い,18例40%に網膜病変を認めた。眼底所見は綿花様白斑が全例にあり,10例は網膜出血を伴っていた。自覚症状は少なく,視力は全例0.7以上であった。眼底病変はインターフェロン投与開始後2週間から5か月で出現し,投与中止後,軽減消失した。高頻度に眼底に病変をきたしたため,インターフェロン投与患者では定期的な眼底検査が必要と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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