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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻2号

1994年02月発行

文献概要

臨床報告

少量フルオレセインによるSLO螢光眼底造影

著者: 高野守人1 得居賢二1 高橋京一1 大谷倫裕1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.199 - P.204

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 走査型レーザー検眼鏡(SLO)を用いて,通常よりも少ない量の螢光剤を用いて螢光眼底造影を行った。その結果,正常者および眼底疾患をもつ患者のいずれの場合も通常の1/5である2mg/kgの螢光色素量で臨床上有用な所見が得られた。これによる検査時の光量は,従来の螢光眼底造影の1/100以下であり,嘔吐などの副作用は一切なかった。以上より,この方法は,被検眼に対する曝露光量が少なく,副作用の少ない安全な検査法であると結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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