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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻2号

1994年02月発行

文献概要

臨床報告

乳頭浮腫にて発見された膀胱褐色細胞腫の1例

著者: 湯口琢磨1 小林和正1 古川研1 松本重明1 野牛千鶴1 守田潔2 足木淳男3 海谷忠良3

所属機関: 1聖隷浜松病院眼科 2守田眼科 3聖隷浜松病院泌尿器科

ページ範囲:P.213 - P.217

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 特徴的な泌尿器症状を伴わず,乳頭浮腫にて発見された膀胱褐色細胞腫の1例を報告した。症例は12歳女性で乳頭浮腫による視力低下を主訴に紹介され来院した。眼底からは高血圧性網膜症が疑われたが,当初高血圧はなく,2週間後に高血圧が出現,持続し,高血圧性網膜症と確定診断された。カテコラミンの異常を認め,CTにて膀胱褐色細胞腫の診断がつき,腫瘍摘出を行った。腫瘍摘出2か月後に,眼底所見は消失した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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