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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻3号

1994年03月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

後房レンズ毛様溝縫着術施行時の硝子体切除

著者: 右田雅義1 角田和繁1 永本晶子1 高塚忠宏1

所属機関: 1虎の門病院眼科

ページ範囲:P.263 - P.266

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 摘出豚眼を用いて,後房レンズ毛様溝縫着術施行時における残余硝子体と後房レンズとの関係を比較検討した。この際に,フルオレセイン液を用いて残余硝子体を染色し,眼球後面からの観察,およびエンドスコープにより硝子体と後房レンズとの関係の観察を行った。経瞳孔前部硝子体切除術を行った群においては,後房レンズのループへの残余硝子体の絡みや巻き込みが認められ,経毛様体扁平部硝子体切除術を行った群においてはそのような所見は認められなかった。後房レンズ毛様溝縫着術施行時には可及的に硝子体を切除すべきであると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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