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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻3号

1994年03月発行

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1)

学術展示

ウイルス感染が疑われる眼疾患の合成酵素連鎖反応による帯状疱疹ウイルスDNAの検出

著者: 溝手秀秋1 津村清1 坂田広志1 山本優1 皆本敦1 楠茂雄1

所属機関: 1広島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.342 - P.344

文献概要

 緒言 円板状角膜炎や桐沢型ぶどう膜炎の一部が帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus:VZV)の感染によって生じることはよく知られている。しかし,VZVの眼局所からの分離は,ほとんどの場合困難で,臨床的には眼所見や抗体価でVZVによる感染を推定する他はなかった。最近開発された合成酵素連鎖反応(polymerase chain reaction:PCR法)は局所の微量なウイルスDNAを検出することができて,診断の一助とすることができるようになった。今回筆者らは,いくつかの眼疾患に対してPCR法を試みたので,その結果を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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