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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻3号

1994年03月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1) 学術展示

自然破嚢し硝子体腔へ脱臼したシリコーンIOLの1例

著者: 増田明俊1 田中利和1 宮代美樹1 伊藤邦生1 上野聡樹1

所属機関: 1大津赤十字病院眼科

ページ範囲:P.358 - P.359

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 緒言 シリコーン眼内レンズ(intraocular lens:IOL)は小切開から移植可能であり,術後早期の視機能回復が期待できる。しかし,レンズデザインによっては,強い前嚢収縮,レンズの偏位,前房内への脱臼,bulgingなどの合併症の報告例がある1,2)
 今回,当科でシリコーンIOLの導入初期に使用されたワンピース型IOLが,術後21か月を経て自然破嚢を起こしたと考えられ,硝子体腔へ完全脱臼した稀な症例を経験し,それを治療し得た。その手術方法を報告するとともに,自然破嚢の原因について若干の考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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