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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻3号

1994年03月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1) 学術展示

強度近視における初期機能変化の経過観察

著者: 阿彦麻也1 黄世俊1 伊藤睦子1 船田みどり1 所敬1 秋沢尉子2

所属機関: 1東京医科歯科大学眼科学教室 2東京都立豊島病院眼科

ページ範囲:P.376 - P.377

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 緒言 強度近視は,視覚障害の原因の上位を占め1),視機能に様々な障害を起こすことがよく知られている。視機能障害のうち,視野異常は病的近視の,初期の視機能異常として大切であるが,静的量的視野計測による検討は,黄2)の報告があるのみである。今回は,強度近視の視機能の初期の経時的変化を知る目的で,豹紋状眼底のみで,かつ矯正視力も良好な症例について静的量的視野計測を行い,その結果を部位別に比較検討した。更に多変量解析法(数量化Ⅱ類)を用いて,年齢別,性差別,屈折度別,眼軸長が経時的変化に及ぼす影響についても検討を試み,興味ある知見が得られたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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