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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻3号

1994年03月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1) 学術展示

特発性黄斑円孔の硝子体手術後のグレア難視度改善について

著者: 舘奈保子1 近藤瑞枝1 半田嘉久1 荻野誠周1 杉浦由美2

所属機関: 1愛知医科大学眼科学教室 2総合大雄会病院眼科

ページ範囲:P.386 - P.387

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 緒言 黄斑円孔の硝子体手術による円孔の閉鎖と視力改善が近年報告されている1)。しかし,その術後視機能に関する詳細な検討はいまだなされていない。グレアは眼内で散乱する光による網膜像のコントラストの低下であり,それによる視機能の低下は,中間透光体の混濁2,3)のみならず,網膜,視神経疾患においても報告されている4)。筆者ら5)は,後部硝子体膜症候群の硝子体手術後のグレア難視度についてすでに報告した。今回は,同じく後部硝子体膜の関与する特発性黄斑円孔閉鎖症例について,グレア難視度の測定による評価を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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