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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻3号

1994年03月発行

文献概要

臨床報告

網膜神経線維層観察におけるレーザー走査型検眼鏡の評価

著者: 舩津浩彦1 三嶋弘1 木内良明1

所属機関: 1広島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.481 - P.484

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 カールツァイス社製confocal laser scanning ophthalmoscope(CLSO)を用い,網膜神経線維層欠損(RNFLD)の検出について検討した。無赤色光眼底撮影に比較すると,CLSOによるRNFLDの検出の敏感度は88%(30眼/34眼),特異度は76%(13眼/17眼)であった。無赤色光眼底撮影には,眼底カメラ内蔵の螢光造影用干渉フィルターとKodak wrattenフィルタ44Aを使用したが,励起フィルターの違いによる画質の差はなかった。CLSOによるRNFLDの観察は,リアルタイムにモニターに写し出された画像が出力でき,カールツァイス社製CLSOは検眼鏡としての能力が高いと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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