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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻4号

1994年04月発行

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

円錐角膜に対するディスポーザブルソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの組合せ処方—角膜形状に及ぼす影響について

著者: 佐野研二1 北澤世志博1 所敬1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.613 - P.615

文献概要

 円錐角膜4例6眼に,ディスポーザブルソフトコンタクトレンズ(以下DSCL)とハードコンタクトレンズ(以下HCL)の組合せ処方(piggyback lens system)を行った。そして,処方時,処方1年前および1年後の角膜形状をコニコイド曲線X2+(Q+1) Y2−2RY=0に近似し,円錐角膜形状異常程度を表すlndex K=−(Q/R)×103で円錐角膜形状の変化を評価した。その結果,1年間のIndex Kの変化量はpiggyback lens sys-temで−138.8±122.0,HGL単独装用で−64.2±88.6となり,DSCLを用いたpiggyback lenssystemの角膜形状改善効果は,少なくともHCL単独装用に匹敵するものと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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