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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(2)
学術展示
文献概要
緒言 翼状片(直接瞳孔領を被覆していないものに限る)が,不整乱視を引き起こし,視力低下を引き起こすことは,従来から漠然と知られている。オートケラトメーターでの乱視測定は,角膜上の数点(最大5点)の値により角膜乱視を対称的なモデル眼に近似して測定する。このため,非対称的な角膜不整乱視の測定はオートケラトメーターでは行えない。また従来のフォトケラトスコープでは,不整乱視の推測はできるが,どの程度屈折に影響を及ぼしているかという定量はできない。近年,角膜上の約6,000点の屈折力から角膜形状をより詳しく測定できる角膜トポグラフィーが開発された。今回,筆者らは角膜トポグラフィーを用い,翼状片術前術後の角膜形状変化を視力との関連で考察した。実際の症例3例の角膜トポグラフィーの変化を提示し,関連して翼状片手術術前術後の視力変化につき報告する。
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