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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻4号

1994年04月発行

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(2)

学術展示

マイトマイシンC併用ジヌソトミー変法手術

著者: 上野聡樹1 青山裕美子1 北尾義美1 古川真理子1 宮代美樹1 伊藤邦生1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院眼科

ページ範囲:P.698 - P.699

文献概要

 緒言 開放隅角緑内障に対する手術法はトラベクレクトミーとトラベクロトミーに二分される現況である。前者は濾過かつ開放手術であり,眼圧下降効果が高い半面,重篤合併症が高率に発生する。閉鎖手術である後者にはそのような合併症は少ないものの,眼圧下降効果の点では前者に劣る。低眼圧緑内障など眼圧下降効果が強く要求される場合,これら両者の利点を併せ持つ手術が必要とされる。その条件を満たし得る手術がジヌソトミーと考えられるが,操作の困難さに加え,濾過効果の持続時間が短いという欠点が指摘されている。以上から,ジヌソトミー手術を容易にする手技・器具を開発し,濾過効果持続のためマイトマイシンC(MMC)を併用した新しい緑内障手術を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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