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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻4号

1994年04月発行

文献概要

臨床報告

ぶどう膜炎症例への眼内レンズ挿入術

著者: 沖波聡1 廣石悟朗1 齊藤伊三雄1 岩城正佳2 荻野誠周2 松村美代3 大平明弘3 田辺晶代3 清水恵美子3 安吉弘毅3 砂川光子4 原田隆文5 天野浩之6 根木昭6 直井信久7 松村哲8 山川良治8

所属機関: 1佐賀医科大学眼科 2愛知医科大学眼科 3京都大学眼科 4国立京都病院眼科 5島田市民病院眼科 6天野よろづ相談所病院眼科 7宮崎医科大学眼科 8琉球大学眼科

ページ範囲:P.739 - P.744

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 ぶどう膜炎の併発白内障45例57眼に対して眼内レンズ挿入術を行い,67%で0.5以上の視力が得られた。フィブリンが33%に出現し,16%でぶどう膜炎が再燃した。術後の虹彩炎は平均3.8か月後まで続いた。ぶどう膜炎の既往があった症例に眼内レンズを挿入する場合は,炎症が6か月以上治まっていることが必要であると思われる。現在活動性である場合は眼内レンズ挿入手術は禁忌と考えるほうがよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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