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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻4号

1994年04月発行

文献概要

臨床報告

内因性真菌性眼内炎に対する硝子体手術

著者: 川添真理子1 沖波聡1 齋藤伊三雄1 荻野誠周2 水谷聡2 直井信久3 松村美代4 根木昭5 奥平晃久5 原田隆文6 山川良治7 長浜宗信7

所属機関: 1佐賀医科大学眼科 2愛知医科大学眼科 3宮崎医科大学眼科 4京都大学眼科 5天理よろづ相談所病院眼科 6島田市民病院眼科 7琉球大学眼科

ページ範囲:P.753 - P.757

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 硝子体混濁の除去や牽引性網膜剥離の復位を目的として硝子体手術を施行した内因性真菌性眼内炎の22例30眼について検討した。硝子体混濁が軽度,中等度であれば視力の改善が得られたが,発症から長期間経過して硝子体混濁が高度になったものや牽引性網膜剥離の症例は視力の改善が得られなかった。抗真菌薬を投与しても硝子体混濁が増強してくる時には,早期に硝子体手術を行うほうがよいと考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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