文献詳細
特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(3)
学会原著
文献概要
筆者らは緑内障性変化の自動検出のため,緑内障統合的画像解析システムを開発した。システムは視神経座標設定部(乳頭,黄斑,視神経線維走行から決定される一種の曲線座標系)と緑内障パラメータを提供する5つの解析部,すなわち視野解析部,nerve fiber bundle defect解析部,蒼白部分布解析部,乳頭上血管屈曲解析部,そして各パラメータを視神経座標上で比較する統合解析部から構成されている。緑内障画像に対しての実験の結果,特定視神経方向にパラメータのピークの重複が出現した。当システムが,緑内障の評価に対し有効であると思われた。
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