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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻5号

1994年05月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

PCR法を用いた涙液における帯状ヘルペスウイルスの証明

著者: 小早川信一郎1 河本道次2 秋山朋代2

所属機関: 1総持寺鶴見総合病院眼科 2東邦大学医学部第一眼科学教室

ページ範囲:P.847 - P.849

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 帯状ヘルペス性角膜炎の2症例の涙液から,polymerase chain reaction (PCR)法を用いてより簡便に,帯状ヘルペスウイルス(varicella—zoster virus:VZV)の検出を試みた。
 方法は,2症例の涙液をシルマー試験紙2枚を重ねて採取し,Sepa-GeneにてDNAを抽出した。PCR後,PCR産物を電気泳動した結果,642 bpにバンドが検出され,VZVの存在が確認された。シルマー試験紙を用いた本法は,DNAの抽出,PCR,アガロース電気泳動の過程を委託にて行うため,極めて簡便であり臨床上有意義なものになり得る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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