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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著
光学的非接触術中眼軸長測定法
著者: 平井宏明1
所属機関: 1奈良県立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.865 - P.868
文献購入ページに移動 挿入眼内レンズ屈折力の予測精度を向上させる目的で,光学的手法による非接触術中眼軸長測定法を開発し,眼内レンズ一次挿入例57例に適用した。この方法は,白内障術中に無水晶体眼の屈折度を手持ちオートレフラクトメータとハードコンタクトレンズとを用いて測定し,その値から遠点を求め,光線追跡法で網膜位置を決め,眼軸長を求める方法である。従来の超音波法と同等の精度で測定することが確認でき,患者の固視が困難な例ではより優れた精度が得られた。術前に従来の方法による眼軸長測定が困難な例でも適用でき,挿入眼内レンズ屈折力決定の精度向上に寄与できると考えられた。
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