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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(3)
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緒言 アレルギー性結膜炎に代表されるⅠ型アレルギー反応では,肥満細胞の脱顆粒による即時相(early phase reaction:EPR)と,好酸球を主体とする炎症反応による遅発相(late phase reaction:LPR)に分かれることが明らかになってきた1)。このうち,好酸球は,組織障害や組織炎症の慢性化に関与していると考えられている。今回筆者らは,アレルギーモデルをモルモットで作成し,組織中に起こっているアレルギー性炎症の病態が臨床応用が可能な涙液細胞診にどの程度反映されるかを比較検討したので報告する。
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