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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻5号

1994年05月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(3) 学術展示

新しい超音波白内障手術装置

著者: 高橋春男1 森脇康栄1 稲富誠1 小出良平1

所属機関: 1昭和大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.972 - P.972

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 緒言 最近効率が良い超音波水晶体乳化吸引法としてmultiple modulation phace (MMP)が注目されている1)。今回筆者らは,白内障手術装置CV 12000(ニデック社)のフットスイッチおよび灌流吸引系に改良を加え,術者が超音波時の超音波のパターン,吸引圧,液量,ボトルの高さ,灌流吸引時の吸引圧,液量,ボトルの高さをあらかじめ2通り設定し,素早く切り替えをできるようにした。
 このシステムは,ペリスタポンプを用い吸引圧と液量をリニアコントロールすることで急激な吸引圧の上昇による前房虚脱を防ぎ,また吸引圧は5〜650mmHgまで可変で,超音波発振はピエゾエレクトリック方式,自然空冷,発振周波数は60kHz,ベンチュリーチップを使用することにより気泡の発生が著しく押さえられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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