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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻5号

1994年05月発行

文献概要

臨床報告

ハンフリー視野計アーマリー中心スクリーニングプログラムの評価

著者: 足立純一1 勝島晴美1 岡川友子1 米森しのぶ1

所属機関: 1札幌医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1023 - P.1026

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 ハンフリー自動視野計アーマリー中心スクリーニングプログラムの有用性を緑内障59眼と正常者28眼で検討した。感度は視野進行例(湖崎分類Ⅲa期以降)で100%,初期例で70%であった。特異性は82%であった。暗点が2個以下の場合には偽陽性と真の暗点とが混在しており,カスタムテストで再現性を確認した後の特異性は100%に上昇したが,初期緑内障の感度は53%に低下した。暗点が3個以上検出されていれば異常視野と判断してよいと思われた。暗点の数は病期の進行とともに増加しており,暗点10個以下は初期例,暗点30個以上は進行例と推測することができる。測定時間は正常者で5分,末期例でも11分で終了した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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