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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻5号

1994年05月発行

臨床報告

緑内障眼に対する網膜剥離手術例

著者: 宮本和久1 池田恒彦2 檀上眞次3 田野保雄3 桑山泰明4

所属機関: 1日生病院眼科 2京都府立医科大学眼科学教室 3大阪大学医学部眼科学教室 4大阪厚生年金病院眼科

ページ範囲:P.1039 - P.1042

文献概要

 緑内障眼に裂孔原性網膜剥離を合併した13症例における手術前後の視野変化と影響を及ぼす因子について検討した。視力経過は通常の網膜剥離と比較して差はなかったが,8例(62%)において視野の狭窄がみられ,視力は回復しても視野が悪化した症例が多く見られた。ガスタンポナーデや長期間にわたる眼底上昇,複数回の手術などが視野悪化の因子として考えられた。網膜剥離発症前からの緑内障性視野変化が,Ⅲ期以降の症例においては,78%と高率に視野悪化が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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