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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻5号

1994年05月発行

文献概要

臨床報告

高血圧性眼底出血とMRIによる脳出血・脳梗塞の相関

著者: 古市美絵子1 伊藤睦子1 鶴岡信2 新谷周三3

所属機関: 1取手協同病院眼科 2取手協同病院脳神経外科 3取手協同病院内科

ページ範囲:P.1043 - P.1046

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 高血圧性眼底出血とMRIによる脳血管性病変の相関について検討した。その結果,網膜出血群では網膜非出血群に比べ高率に脳血管性病変を認めた。そのうち最大径1.5cmより大きい脳出血・脳梗塞の占める割合には差はみられなかったが,最大径1.5cm以下のlacunar infarctionの占める割合は,網膜出血群のほうが網膜非出血群より有意に多かった。また加齢に伴い脳血管性病変の占める割合も増加した。脳血管性病変の存在部位は穿通枝域に多くみられた。網膜出血を伴う高血圧患者では,脳血管性病変の頻度が高く,MRIによる検索がすすめられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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