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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻6号

1994年06月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

眼窩部類壊死性黄色肉芽腫症の1治療経験

著者: 高原誠治1 柏井聡1 西田明弘1 木村英也1 正井弘和1 福原資郎2 安里令人3

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室 2京都大学医学部内科 3京都大学医学部放射線科

ページ範囲:P.1081 - P.1084

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 黄色調を呈した特徴的な両眼瞼の腫脹を認め,両側眼窩内にび漫性の浸潤を伴って両眼球の突出をきたした62歳男性は,血液検査の結果,単クローン性高ガンマグロブリン血症を認め,組織生検によりnecrobiotic xanthogranuloma (類壊死性黄色肉芽腫)と診断された。この患者にサイクロホスファミド内服治療を施行したところ,開始後6週間の時点で自覚的および臨床症状の改善を得た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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