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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻6号

1994年06月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

大阪府三島救命救急センターにおける交通事故眼科外傷

著者: 前谷悟1 中島正之2 横山順子2 奥英弘2 岸浩子3 豊田徳雄4 田辺治之4

所属機関: 1生駒総合病院眼科 2大阪医科大学眼科学教室 3広島三菱病院眼科 4三島救命救急センター

ページ範囲:P.1155 - P.1158

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 大阪府北部の交通事故眼外傷の実態を調査するため,三島救命救急センターにて1985年11月〜1992年12月の症例を対象に検討した。症例は13例15眼であり,20歳台の男性が6例,22〜3時までの深夜事故発生例が7例であった。自動車による事故の10例は,シートベルト未着用であり,8例が診察時に眼球破裂を起こしていた。二輪車による事故の3例は,眼球破裂2例,眼球脱出1例であった。その結果,退院時視力も0〜指数弁に留まった。全国の交通事故眼外傷の統計と比較しても予後不良例が多かった。要因判明のため,交通安全規則の守られ方・事故発生状況を調べた結果,全国に比べ大阪府下ではよくないことが判った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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