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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻6号

1994年06月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4) 学術展示

アトピー性皮膚炎に合併した裂孔原性網膜剥離の硝子体中の好酸球の意義

著者: 今井良枝1 二宮久子2 小林康彦2 田中稔2

所属機関: 1順天堂大学伊豆長岡病院眼科 2順天堂大学浦安病院眼科

ページ範囲:P.1190 - P.1191

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 緒言 近年,生活環境の著しい変化に伴いアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis:AD)患者は増加傾向にあるが,その発症機序については未解決な部分が多い。一方,眼合併症については白内障,網膜剥離,虹彩毛様体炎,円錐角膜など多数報告され,治療法もほほ確立している1,2)。しかしその原因は,掻痒のための物理的障害が強く関与しているという点で一致するもののいまだ解明されていない。
 今回ADに合併した裂孔原性網膜剥離に硝子体手術を施行し,硝子体液を採取して病理学的に分析した結果,病態の解明につながる若干の知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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