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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻6号

1994年06月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4) 学術展示

強度近視に伴う脈絡膜新生血管の予後不良因子の検討(第2報)

著者: 大竹能輝1 伊藤睦子1 赤澤嘉彦1 船田みどり1 所敬1 土岐達雄2

所属機関: 1東京医科歯科大学眼科学教室 2川口市民病院眼科

ページ範囲:P.1218 - P.1219

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 緒言 筆者らは,1992年の日本臨床眼科学会総会において,強度近視に伴う脈絡膜新生血管は,病巣周囲の後極部の強度近視性網脈絡膜萎縮の程度により,新生血管板の大きさおよび視力予後に差があることを報告した1)。また,本症の新生血管板(フックス斑)は,黒色に近い灰白色(dirty gray)の色調のものが多く,これが本症の一つの特徴とされている2,3)。しかし,他の新生血管黄斑症にみられるように,帯黄灰白色の線維性結合組織の増殖の程度の強いと思われる症例もみられる。そこで今回は,新生血管板の色調により,経過,予後に差があるか否かを検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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