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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻6号

1994年06月発行

文献概要

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4) 学術展示

眼窩内上側への刺傷による視神経障害

著者: 杉山純1 大平明彦1 藤田南都也2

所属機関: 1東京大学医学部附属病院眼科 2井上眼科病院

ページ範囲:P.1228 - P.1229

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 緒言 外傷性視神経損傷は,頭部外傷の約2%の頻度で発生し,その要因により視神経の様々な箇所で損傷される1)。まれに視神経が眼窩内に入った異物により直接傷害される例もある。筆者らは,細い金属棒(直径5mm)により眼窩尖端部で,視神経を直接損傷したと思われる2症例を経験した。両症例とも棒の刺入部は左側眼窩内側上縁で,解剖学的に眼窩外側,下側より視神経を直接損傷する危険の高い刺入方向であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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