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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻6号

1994年06月発行

特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4)

学術展示

片頭痛に伴った外転神経麻痺の1例

著者: 鈴木利根1 藤田恒1 林振民1 小原喜隆1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院眼科

ページ範囲:P.1230 - P.1231

文献概要

 緒言 片頭痛が原因で視覚障害や瞳孔異常をきたすことは知られている1)。片頭痛に,外眼筋麻痺を伴う眼筋麻痺性片頭痛は極めて稀で,片頭痛患者5000例のうち8例2),あるいは外眼筋麻痺患者1278例中9例(0.7%)ともいわれる3)。しかもこれらは若年の動眼神経麻痺が多いといわれ2,4,5),外転神経麻痺はさらに珍しい6,7)。もともと外転神経麻痺の原因は不明例を含め種々の原因がある3)。また外眼筋麻痺の際には痛みを伴う場合が比較的多いので,本疾患は頻度は少ないものの鑑別疾患のひとつに加えるべき点で重要と考え報告した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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