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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻7号

1994年07月発行

文献概要

臨床報告

超音波による新生児の未熟度と眼軸長の比較

著者: 星野美佐子1 山田利津子1 太根節直1 森直行2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学眼科学教室 2聖マリアンナ医科大学小児科学教室

ページ範囲:P.1387 - P.1390

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 新生児114例228眼の眼軸長計測を行い,全身所見との関連を検討した。眼軸長と出生体重,在胎週数,体表面積,頭囲,身長,胸囲に相関関係がみられた。また,眼軸長と未熟児網膜症のstageにおいては逆相関関係がみられた。未熟児網膜症で冷凍凝固を行ったstage 3は,眼軸長16.6mm以下で,出生体重1,080g以下,身長34cm以下,体表面積0.104m2以下,在胎週数28週4日以下,胸囲23.2cm以下,頭囲24.7cm以下に,全例が含まれた。
 出生体重2,500g未満の未熟児の眼軸長の平均は16.6mm,出生体重2,500g以上の成熟児の眼軸長の平均は16.9mmで,平均値の差の検定において2,500g未満の未熟児が有意に眼軸長が短かった(p<0.001)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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