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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻7号

1994年07月発行

臨床報告

超音波水晶体乳化吸引術でのパルスと連続モードの超音波発振量

著者: 山上聡1 山上淳吉1

所属機関: 1JR東京総合病院眼科

ページ範囲:P.1429 - P.1431

文献概要

 超音波水晶体乳化吸引術(PEA)の超音波発振時間,超音波発振積算値を,連続モードとパルスモードでprospectiveに比較検討した。Emery分類grade Ⅱ,Ⅲ,Ⅳのいずれの白内障においても,パルスモードは連続モードに比し,超音波発振時間および超音波発振積算値が有意に少なく,超音波発振積算値はほぼ1/2であった。これらの結果より,パルスモードによるPEAは,超音波発振量を減少させることができ,角膜内皮細胞の減少や創口部の熱損傷を軽減する可能性があると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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