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臨床報告
超音波水晶体乳化吸引術でのパルスと連続モードの超音波発振量
著者: 山上聡1 山上淳吉1
所属機関: 1JR東京総合病院眼科
ページ範囲:P.1429 - P.1431
文献購入ページに移動 超音波水晶体乳化吸引術(PEA)の超音波発振時間,超音波発振積算値を,連続モードとパルスモードでprospectiveに比較検討した。Emery分類grade Ⅱ,Ⅲ,Ⅳのいずれの白内障においても,パルスモードは連続モードに比し,超音波発振時間および超音波発振積算値が有意に少なく,超音波発振積算値はほぼ1/2であった。これらの結果より,パルスモードによるPEAは,超音波発振量を減少させることができ,角膜内皮細胞の減少や創口部の熱損傷を軽減する可能性があると思われた。
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