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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻1号

1995年01月発行

特集 ICG螢光造影

シンポジウム「ICG螢光造影所見の読影」

シンポジウム「ICG螢光造影所見の読影」を終えて

著者: 松井瑞夫1

所属機関: 1日本大学・駿河台病院眼科

ページ範囲:P.100 - P.101

文献概要

 第5回ICG螢光造影研究会第2日目の午後,ICG造影像の読影に関するシンポジウムが開催された。宇山会長の発案による時期を得た企画であり,三木徳彦大阪市立大教授と座長を担当させていただいた。このシンポジウムの前に清水弘一群馬大教授が、特別講演として,この問題の総論ともいえる講演をされたことが,各論とも言えるこのシンポジウムの内容を,研究会参加者が理解するのに大変役立ったと思う。
 シンポジウムは,7名の演者によって行われた。まず関西医大の松原 孝先生が,ICG螢光造影読影の基礎になるICG色素の眼内動態についてラット眼を用いてICGの局在を明らかにされた。大阪市大の河野剛也先生は,ICG螢光読影の際に過螢光と低螢光をどのように解釈すべきかという観点から,家兎眼を用い,脈絡膜閉塞や網膜色素の状態による螢光の強さにどのように影響するか検討した結果を報告された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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