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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻10号

1995年10月発行

文献概要

臨床報告

眼内レンズ挿入後のヒアルロン酸ナトリウム除去法

著者: 坂部功生1 北原健二1 林承正2 アップル3

所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室 2延世大学校医科大学 3サウスカロライナ医科大学

ページ範囲:P.1687 - P.1690

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 ヒアルロン酸ナトリウム残存による眼圧上昇は白内障術後の合併症の1つである。したがって,眼内レンズ挿入後ヒアルロン酸ナトリウムを安全かつ完全に除去する必要がある。そこで今回,continu—ous curvilinear capsulorhexis (CCC)径は4mmと5mmおよび6mm,光学部径は5mmと6mm,吸引圧は125mmHgと250mmHg,I/Aチップの操作法は3手法で,posterior view analysis法によりそれぞれの組み合わせにおける眼内レンズ挿入後の着色ヒアルロン酸ナトリウム除去時間を測定した。その結果,I/Aチップを光学部のエッジに沿って操作する方法が安全かつ有効な除去法であり,また,CCC径が5mm,光学部径が5mm,さらに吸引圧が125mmHgの組み合わせが最良であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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