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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻10号

1995年10月発行

文献概要

臨床報告

九州大学眼科におけるぶどう膜炎の統計

著者: 鬼木隆夫1 川野庸一1 西岡木綿子1 讃井浩喜1 猪俣孟1

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1691 - P.1694

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 1989年1月〜1993年12月の5年間に九州大学眼科外来を受診した内因性ぶどう膜炎新患患者を統計的に検討した。内因性ぶどう膜炎患者総数は391例で,全新患患者数の2.24%に相当した。男女差はなく,年齢分布は40歳台,50歳台にピークがあった。病型別ではフォークト—小柳—原田病が10.5%で最も多く,次いでサルコイドーシス8.7%,ベーチェット病8.4%,HTLV−I関連ぶどう膜炎5.4%,HLA-B27関連ぶどう膜炎3.8%,トキソプラズマ症2.3%の順であった。病型分類不能のぶどう膜炎は54.5%であった。九州大学眼科の過去の統計と比較すると,ベーチェット病が減少し,サルコイドーシスが増加した。またHTLV−I関連ぶどう膜炎が今回新たに加わった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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