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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻12号

1995年11月発行

文献概要

臨床報告

エキシマレーザー治療が奏効したshield ulcerの1例

著者: 川崎諭1 横井則彦1 西田幸二1 富井聡1 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1765 - P.1768

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 春季カタルに合併したshield ulcerに対して,エキシマレーザーによる表層角膜切除を行い,良好な経過をたどった1例を経験した。症例は28歳の男性で,右眼の白内障の術後に生じた遷延性角膜上皮欠損に対し,治療用ソフトコンタクトレンズの装用などの保存的治療を行ったが改善なく,上皮欠損はshield ulcerへと移行した。当院にて上記の治療を行ったところ,術翌日から上皮の伸展,欠損部の縮小がみられ,術7日後には角膜上皮欠損は消失した。エキシマレーザー治療は,shield ulcerに対して有効な治療法の1つになりうると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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