臨床眼科49巻12号

1995年11月発行

臨床報告

眼窩内壁骨折16例の手術成績

著者： 岩渕由美子¹ 八子恵子¹ 中村泰久²

所属機関： ¹福島県立医科大学眼科学教室 ²聖隷浜松病院眼形成眼窩外科

ページ範囲：P.1787 - P.1790

　手術を施行した眼窩内壁骨折の16症例について，その症状，CT所見，再建材料，手術方法，術後経過などをまとめた。症状は，複視および眼球陥凹が主なものであったが，ほとんどの症例で良好な経過をたどった。内壁骨折も下壁骨折同様，適応のある症例には積極的に手術を行うのがよいと思われた。