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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻12号

1995年11月発行

文献概要

臨床報告

自動計測非接触型眼圧計の信頼性

著者: 高橋信夫12 水野敏博2 村山禎一朗2

所属機関: 1金沢医科大学総合医学研究所 2金沢医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1791 - P.1794

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 368眼の眼圧を自動計測非接触眼圧計(NCT)で3回,ゴールドマン圧平眼圧計(GAT)で1回測定し,相関係数を算出した。GATによる平均値は13.5±2.6mmHgであった。NCTによる1回,2回,3回,平均値,最小値および最大値の全眼平均値はそれぞれ11.4±3.2mmHg,11.4±3.3mmHg,11.5±3.4mmHg,11.4±3.1mmHg,10.3±3.1mmHgおよび12.7±3.2mmHgで,いずれもGATの値より低かった(p<0.01)。GAT値との相関係数は第1回目0.567,2回目0.572,3回目0.565,平均値0.609,最小値0.595,最大値では0.591であり,既報の手動NCTの値より低かった。自動NCTを速やかに改善して,正確な眼圧が測れるようにすべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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