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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻13号

1995年12月発行

臨床報告 カラー臨床報告

プロスタグランジンF点眼薬による角膜上皮障害

著者: 阪本吉広1 岩崎直樹1 前田直之1 渡辺仁1 切通彰1 井上幸次2 下村嘉一1

所属機関: 1Dept of Ophthalmol, Osaka Unive, Med Sch. 2

ページ範囲:P.1845 - P.1848

文献概要

 プロスタグランジン系物質の新しい緑内障治療薬(PGFと略す)と,他の点眼薬との併用によって角膜上皮障害を起こした症例4例7眼(男2例4眼女2例3眼,平均年齢67歳)を報告した。全症例に共通する点は,βブロッカーの併用,PGF点眼開始から約1か月で上皮障害が発症,点眼薬中止約1か月で上皮障害が消失の3点であった。原因として,薬剤の併用による相加作用が強く疑われた。PGF点眼は,慎重に行われるべきであると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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