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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻2号

1995年02月発行

文献概要

連載 眼科図譜・337

ICG螢光眼底造影で診断した蔓状の血管腫様脈絡膜新生血管網

著者: 北村拓也1 松原孝1 松永裕史1 山田晴彦1 福島伊知朗1 宇山昌延1

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.208 - P.210

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 緒言 老人性円板状黄斑変性において,網膜色素上皮剥離を伴うと,フルオレセイン螢光造影(以下フルオ造影)では脈絡膜新生血管はいわゆるoccultvesselとなって検出困難であるが1),ICG赤外螢光造影(以下ICG造影)では脈絡膜新生血管およびその導入動脈が検出できることが注目されている2,3)
 筆者らは最近,ICG造影で漿液性網膜色素上皮剥離内にぶどうの房状,蔓状血管腫様に大きく拡張した大型の脈絡膜新生血管網を検出し得た2症例を経験した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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