文献詳細
文献概要
臨床報告
発症前から観察した家族歴のある遠視性不同視弱視の1例
著者: 綾木雅彦1
所属機関: 1静岡赤十字病院眼科
ページ範囲:P.283 - P.285
文献購入ページに移動 症例は4歳1か月の女児。1歳9か月の時,調節麻痺剤点眼使用後,両眼4Dの遠視で,眼軸長は両眼とも約20mm,3歳時の視力検査にて両眼とも裸眼視力0.4であった。4歳1か月時の視力は右1.2(n.c.),左0.4(0.6)であり,調節麻痺剤点眼で右眼+1.00D,左眼+6.25D cyl−0.25D Ax 133°,眼軸長は右22.40mm,左20.94mm,また眼位,眼球運動,両眼視機能は異常なかった。遠視矯正眼鏡と遮閉療法で左眼矯正視力は1.0に向上した。母親もほぼ同じ屈折度数の左眼遠視性不同視弱視があった。
掲載誌情報