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臨床報告
健康診断で発見される中高年者の網膜色素変性症
著者: 岡島修1 平戸孝明2 岡本道香2 四柳雅子2 谷野洸3
所属機関: 1三楽病院眼科 2東京大学医学部眼科学教室 3関東逓信病院眼科
ページ範囲:P.307 - P.311
文献購入ページに移動視野障害は軽度ではあるが,自覚症状のない群でも明らかに存在した。しかし同年代の定型PRDの著しい狭窄とは際立った対照を示した。暗順応最終閾値も正常域あるいは110g単位以内の上昇にとどまった。
発症の遅い老年型PRDの臨床経過は明確にされていないが,同年代の定型PRDに比べて症状は非常に軽い。中高年の検診や眼底検査で発見されるPRDが増加している現在,この型についての十分な認識が必要である。
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