icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻3号

1995年03月発行

文献概要

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

上皮成長因子と硝子体手術による黄斑円孔の治療

著者: 前田耕志1 石田美幸1 澤浩1 池田恒彦1 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.341 - P.343

文献購入ページに移動
 3期と4期特発性全層黄斑円孔16眼に対する上皮成長因子(epidermal growth factor:EGF)を用いた硝子体手術の有効性を検討した。硝子体皮質を充分に剥離除去し,高濃度(10μg/200μl)のEGFを使用し,術後厳密な伏臥位を取らせた場合に,14眼(88%)の円孔閉鎖が得られた。術後0.5以上の矯正視力は6眼(38%)に得られた。円孔閉鎖には2種類観察され,これは2種類の黄斑円孔形成過程と関連があるものと推測した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら