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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻3号

1995年03月発行

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(1)

学会原著

角膜形状解析装置を用いて早期診断できた円錐角膜の7症例

著者: 澤田達1 木村亘1 木村徹1 大手昭俊1 広兼賢治1 小林正人1

所属機関: 1木村眼科内科病院眼科

ページ範囲:P.357 - P.360

文献概要

 角膜形状解析装置を用いて診断した早期円錐角膜7例13眼について報告した。診断には形状測定によって得られたマップ表示のほか,I-S valueという定量的評価のパラメータも用いた。マップ表示により下方スティープを示した12眼は,I-S valueにても有意な下方スティープを示し,定性的および定量的な両面から初期円錐角膜であると診断された。また,マップ表示にて直乱視のパターンを示した2眼のうち1眼は,I-S valueから初期円錐角膜と考えたほうがよいと思われた。角膜形状解析装置を用い,定性的および定量的な評価に基づいて検査,診断していくことが円錐角膜の早期発見につながり,その進行予防を含め積極的な対処を可能にするものと考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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