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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻3号

1995年03月発行

文献概要

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

沖縄における流行性角結膜炎の長期時系列分析

著者: 内尾英一1 大野重昭1 石川秀夫2 照屋昌男3 松永功4 青木功喜5

所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室 2石川眼科 3照屋眼科 4松永眼科 5青木眼科

ページ範囲:P.435 - P.438

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 1986年10月から1992年12月までに,沖縄の眼科診療所3定点から報告された厚生省感染症サーベイランス情報をもとに,流行性角結膜炎(EKC)の流行曲線を時系列分析法(12か月移動平均法)で,季節変動を除いて解析した。長期的な傾向曲線の関数に対するあてはめにはF検定が用いられた。実測された流行曲線は1990年半ばをピークとしており,夏期に大きな季節変動があった。求められた傾向曲線は二次指数関数曲線に最もよく適合し,沖縄では今後EKCの発症は減少することが予測された。時系列分析によるEKCの流行曲線の解析が疫学的のみならず,地域公衆衛生学的にも有用であることが結論された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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