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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻3号

1995年03月発行

臨床報告

Valsalva出血性網膜症

著者: 日下俊次1 上甲武志1 春田恭照1 大橋裕一1 船坂恭介2

所属機関: 1愛媛大学医学部眼科学教室 2船坂眼科

ページ範囲:P.513 - P.515

文献概要

 Valsalva手技に伴って網膜出血をきたすValsalva出血性網膜症と考えられた症例を報告した。症例は18歳,男性で,剣道の練習中に竹刀で喉を突かれ,その直後から左眼の視力低下をきたした。初診時,視力は左矯正で0.15であり,検眼鏡的には黄斑部に円形の0.2乳頭径の網膜出血を認めた。出血は受傷後3週でほぼ消退したが,視力は徐々に向上し,受傷後5か月で左矯正視力1.2となった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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