icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻4号

1995年04月発行

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

Echo contrast agentを用いたcolor Doppler imaging

著者: 西篤美1 石川浩1 江見和雄1 宇治幸隆1

所属機関: 1三重大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.585 - P.587

文献概要

 Color Doppler imaging (CDI)で,眼動脈,網膜中心動脈,後毛様動脈などの血流速度を計測する際,高血圧,動脈硬化,糖尿病などに伴う網膜血管閉塞性疾患を有する患者では,正常者以上にimagingおよび血流速度計測が難しくなる。今回筆者らは,echo contrast agentとしてAlbunex®およびIntralipos®を用いたところ,造影剤を用いない通常のCDIでは計測不能であったものが可能となった。Albunex®は平均粒子径約4μmの空気小球体,Intralipos®は平均粒子径約0.3μmの脂肪粒子を含んでおり,超音波を強く反射することにより血管造影や血流速度計測を容易にするものである。今回,12例の網膜血管閉塞性疾患患者に使用し,有用と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら